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女性フォトグラファー、ペニー・スミス撮影による全編モノクロ写真で構成されたこの写真集、オリジナルリリースは1980年。アルバムで言えばLONDON CALLING～SANDINISTA!(*2)がリリースされた頃、つまり最もクラッシュがバンドとして上昇気流の放物線を描いていた頃といっても過言では無いだろう。 約160ページに渡るほとんどの写真がUSツアー時に同行して撮られたものでステージの写真より、むしろバックステージやツアーの移動中などのオフショットが多くカメラ目線では無い限りなく素に近い彼らのリラックスした姿までとらえている。(モチロンここに掲載した写真の様にきまりすぎてるくらいビシッときめた言葉を失うほどカッコイイ写真も多数ある)一枚一枚の写真にはタイトルが付けられジョーストラマーを始めメンバー自らのコメントが添えられているのもとても興味深い。 ありきたりの表現で申し訳無いのだが、最近クラッシュを知った人も含めて必見！としか言い様がない。一冊を通してクラッシュの魅力を堪能出来る本だ。最後に一言。ポール・シムノン、カッコ良すぎる！ *1.日本でも「クラッシュ写真集」と題してCBS・SONY出版より刊行されていた(現在廃刊) *2.両アルバムともジャケットにペニー・スミスの写真が使われてる。あまりにも有名な「LONDON CALLING」のジャケット写真は本書にも掲載されているが、後に何かのインタヴューでペニー・スミス自身はこの写真をジャケットに使用する際にピンボケだから嫌だと最初は断ったと言っていた。昨年リリースされたベスト盤「THE Essential CLASH 」のジャケットに使用された写真も掲載。またブート盤やTシャツなどに使用されている写真も数多く発見出来る。 |
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