4.THE BOSTON BEGUINE / GUS MANCUSO
ガスがバリトン・ホーンというジャズでは珍しい楽器で演奏しているからというので取り上げたのではない。聴く側はそんな事はどうでもいい。良い曲で、素晴しい演奏であればそれでいいのだ。ただ、彼はマルチプレーヤーでほとんどの楽器をこなすので、人と違った楽器でジャズを表現したかったのではないだろうか。かと言って変わった演奏をしてるわけではない。まともな演奏だ。そうさせたのはガスのセンスではなく、ベースのレッド・ミッチェルをはじめ、ピアノのピート・ジョリー等のウエストコートを代表する蒼々たるメンバーや、幻のテナーサックス奏者ジョー・ロマーノのおかげで極上のモダン・ジャズに仕上がったのだ。